挨拶は最高のコミュニケーションツール
朝に読まれている方、おはようございます。昼に読まれている方、こんにちは。夜に読まれている方、こんばんわ。
新星サポート行政書士事務所の辻本です。
いつもはこのように書き始めることはないのですが、今回は「挨拶」をテーマにしたので、しっかりと挨拶をさせていただきました(笑)
皆さんはいつも会社などで同僚や上司などに挨拶をされていると思います。「おはようございます」「お疲れ様でした」など条件反射のように口に出しているのではないでしょうか。
挨拶は気持ちよく働くうえでとても大事なコミュニケーションだと私は思っています。
そういうわけで、この記事では私が過去に経験した挨拶にまつわるエピソードをお話しさせていただこうと思います。読んで下さる方の何かしらの糧になれば幸いです。
挨拶をしない人たち
皆さんの周りの人たちは挨拶をしたら、挨拶を返してくれますか? 返してくれるとすれば、その環境はとても居心地のいい場所であると思います。
しかし、世の中にはいくら挨拶をしてもまったく挨拶を返してくれない人が一定数いるのも事実です。
私が大昔にバイトをしていたお店がそうでした。とある販売業のお店で、従業員の接客はとてもいいのです。
しかし従業員同士の挨拶は、かなり歪なものでした。入ってきたばかりの新人がいくら挨拶をしても、まったく返してくれないのです。一方、長く働いている従業員同士は挨拶を交わします。
よくある話だといえばそうなのかもしれません。
ただ、そのお店の場合は挨拶をしても一切目を合わそうともしてくれなく、また無言で会釈することもなく、完全に無視なんです。まるで挨拶などされていないかのような反応でした。
私の声が小さいから気づかないわけではありません。正面から歩いてきた従業員に目の前で頭を下げて挨拶をしても、何の反応も示さないのです。歩く地蔵です。
おそらく皆さんの会社にも一人や二人は、そのような挨拶をしない人が存在するかもしれませんが、そのお店はほぼすべての従業員がそうでした。そして、おそろしいことにそのお店はかなりの大型店舗で、常時何百人という従業員が働いていたのです。つまり何百人に挨拶をしても、何百人から無視されるお店だったのです。
念のために言っておきますが、別に私が嫌われていたとかではありません。私以外にも多くの方が同じ経験をされていましたから。
では、そんなに無視されるのなら挨拶をしなければいいじゃないかと思われるかもしれませんが、挨拶をしないと上司から指導されるのです。
挨拶をしても無視されるのに、挨拶をしないと指導されるという地獄のような無限ループです(笑)
そうして私は、心を無にしてひたすら挨拶をすることに決めました。
来る日も来る日も無視されながら挨拶をする日々。苦行以外のなにものでもありません(笑)
そうして半年が過ぎ、一年が過ぎる前くらいまで苦行を続けましたが、ドラマや映画のように一人ずつ挨拶を返してくれる人が増えたなどということはなく、なにも変わることはありませんでした。
私はけっきょくその店舗を辞めることにしました。とはいえ、挨拶が返ってこないことが辞める理由ではありませんでしたが、きっかけの一つにはなっていたとは思います。
挨拶を続けた結果
その後、私は別の会社で働き始めたのですが、そこで苦行を続けてよかったと思えることがありました。
その会社は挨拶を返してくれない大型店舗とは違い、こじんまりとした会社でした。そしてその会社はパン屋やコンビニ、ドラッグストアなど業種の違う複数の店舗を運営していました。そのためその会社の休憩室は、業種が違う店舗の従業員が一同に休憩する場所だったんです。つまり従業員同士は一緒の店舗では働いてはいないけど、休憩室は共同で利用してるというわけです。
そこで大型店舗で続けていた苦行を私は続けました。いや、もはやその頃の私にとって挨拶をするという行為は苦行などではなく、息を吸うように自然な行為となっていたのです。
休憩室にいる人たち全員に挨拶をしました。最初は挨拶を返してくれない人も少数でしたがいました。それでも挨拶をし続けていると、次第にそれまで挨拶を返してくれなかった人も返してくれるようになってきたのです。
そうして飽きることなく繰り返し繰り返し休憩室で顔を合わせる人たちの全員に挨拶を続けていると、やがて挨拶を返してくれるどころか世間話をする人たちが現れました。その数は一人、また一人とどんどん増えていきます。いつしかほぼすべての人が挨拶を返してくれるようになりました。
その頃には私が休憩室でなにかに困っているとき、誰かが手を貸してくれるようになっていました。そして私を助けてくれるのは、いつも決まって挨拶を笑顔で返してくれる人たちだったのです。
私も恩返しをするように、困ってる人がいたら手を貸すようにしていました。そしていつの頃からか、休憩室が私にとってとても居心地のいい空間になりました。
私はどちらかというと気恥しさもあって自分から話かけるのが苦手なタイプなのですが、挨拶がきっかけとなり話しかけてくれる人が増えて本当に嬉しく思ったものです。
こうした体験から私は挨拶を続けることで環境が変化することは、確実ではないもののあるということを知りました。
「おはようございます」や「お疲れ様です」のたった一言の挨拶で環境が変化するときもあるのです。
言い方があまりよくないかもしれませんが、挨拶はとてもお手軽にできる最高のコミュニケーションツールであると私は思っています。
私がバイトをしていた大型店舗のように挨拶をしてもあまり変化がない会社もあるとは思いますが、どれだけ無視されても挨拶を続けて行けばいつかどこかで、その苦行が報われると私は信じています。
それでは、今日はこのあたりで!
お疲れ様でした!
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